膳越し
ぜんごし
名詞
標準
rudely reaching over one's serving tray to grab food behind it with one's chopsticks
文例 · 用例
紀久子の前へきた時、「さあ、おひとつ」とおきえさんは杯を取りあげて勧めたが、ちょっとためらって銚子を下へ置くと膳越しに上半身を紀久子の方へかたむけて、「あの、わたし悪いところはどんどん仰言って頂きたいのですけど。
— 矢田津世子 『父』 青空文庫
「可愛いいもんだな」長造が膳越しに、お人形のような孫の寝顔を覗きこんだ。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
そのお汁は少し變なやうです」 お關は膳越しに飛び付いて、勘兵衞の味噌汁の椀を持つ手を押へました。
— 妾の貞操 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お皿を洗ったり、おぜんごしらえをしたり、おくさまのおへやのそうじから、おじょうさまたちのお居間のそうじまで、させられました。
— またの名「ガラスの上ぐつ」 『灰だらけ姫』 青空文庫
ハツカネズミは水をくんで、火をおこし、おぜんごしらえをする役めです。
— グリム Grimm 『ハツカネズミと小鳥と腸づめの話』 青空文庫
だって、ハツカネズミは火をおこして、水をくんでしまえば、あとはじぶんのへやにはいって、おぜんごしらえをしろといわれるまでは、やすんでいられます。
— グリム Grimm 『ハツカネズミと小鳥と腸づめの話』 青空文庫
作例 · 標準
膳越しに料理を取るような行儀の悪い振る舞いは、厳しく叱られたものだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は食事中に膳越しで箸を伸ばし、向こう側の小皿を取ろうとした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
膳越しで物をやり取りするのはマナー違反だと、祖父から何度も教わった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview