丁と
ちょうと
副詞
標準
with a clang
文例 · 用例
丁と出ますか半と出ますかおあとはライシュウ。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
」 と幾度も一人で合点み、「ええ、織さん、いや、どうも、あの江戸絵ですがな、近所合壁、親類中の評判で、平吉が許へ行ったら、大黒柱より江戸絵を見い、という騒ぎで、来るほどに、集るほどに、丁と片時も落着いていた験はがあせん。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
投げた時、偶と渠は、鼓打である其の従弟が、業体と言ひ、温雅で上品な優しい男の、酒に酔払ふと、場所を選ばず、着て居る外套を脱いで、威勢よくぱつと投出す、帳場の車夫などは、おいでなすつた、と丁と心得て居るくらゐで……電車の中でも此を遣る。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
その家は僕の家から三丁とは離れない山の麓にあって、四間ばかしの小さな建築ながらよほど風流にできていて庭には樹木多く、草花なども種々植えていたようであった。
— 国木田独歩 『初恋』 青空文庫
慌しく丁と目の前へ、一杯に十指を並べて、左右に暗を掻探ったが、遮るものは何にもない。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
皺手に呼吸をハッとかけ、斜めに丁と鑿を押えて、目一杯に海を望み、「三千世界じゃ、何でも居ようさ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
我知らず色傘を地に落して、その袖をはっと掛けて、斜めに丁と胸に当てた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」と膝を丁と支くと、颯と掻巻の紅裏を飜す、お孝は獅子頭を刎ねたように、美しく威勢よく、きちんと起きて、「でも、さすがに土地の姉さんだねえ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
剣と剣がぶつかり合い、「丁と」という金属音が響いた。
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扉が勢いよく閉まり、「丁と」と大きな音がした。
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彼は、重い鉄球を地面に落とし、「丁と」という響きを聞いた。
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