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破り

やぶり
名詞
1
標準
文例 · 用例
だがその芝居は、重吉の経験した戦争ではなく、その頃|錦絵に描いて売り出していた「原田重吉玄武門破りの図」をそっくり演じた。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
ああ故郷にありてゆかず鹽のごとくにしみる憂患の痛みをつくせりすでに孤獨の中に老いんとすいかなれば今日の烈しき痛恨の怒りを語らんいまわがまづしき書物を破り過ぎゆく利根川の水にいつさいのものを捨てんとす。
萩原朔太郎 純情小曲集 青空文庫
二勺より路は黒鉄を鍛へたる如く、天の一方より急斜して、爛沙、焦石、截々、風の噪ぐ音して人と伴ひ落下す、偶ま雲を破りて額上|微かに見るところの宝永山の赭土より、冷乳の缸を傾けたる如く、大霧を揺るよと見る間に、急瀬上下に乱流する如くなりて、中霄に溢れ、片々|団々、がり、故郷を望んで帰り去なむを私語く。
――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 霧の不二、月の不二 青空文庫
越王|勾践呉を破りて帰るではありません、デンマーク人は戦いに敗れて家に還ってきました。
信仰と樹木とをもって国を救いし話 デンマルク国の話 青空文庫
越王勾践呉を破りて帰るではありません、デンマーク人は戦いに敗れて家に還ってきました。
内村鑑三 デンマルク国の話 信仰と樹木とをもって国を救いし話 青空文庫
しかるにそれほどの力を以て寄せ来る浩波も、打ち破りがたきある力に制せらるる如くにそのまま後退するのである。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
ために仏軍は普軍到着前に英軍を破るべくして破り得なかったのである。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
朝の小雨さえなくば、常勝将軍ナポレオンはその異常なる軍事的天才を以て、見事に敵を破り得たであろう。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫