薩摩隼人
さつまはやと
名詞
標準
文例 · 用例
郷里は鹿児島であつたが少くも見たところでは生徒等の描いて居た薩摩隼人の型には全く嵌まらない人柄であつた。
— 寺田寅彦 『蓑田先生』 青空文庫
△桂子さんのちまきが来た、重いな、グロテスクな食物だ、屈原の味か、薩摩隼人の味か、ようく噛みしめろ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
また薩摩隼人をして一世を誤まらしむるものも利秋である」と嘆じたと云うが、これは確に、後に至って何人も想い当った事に違いない。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
兵力兵器に於て差があり、官賊の名分また如何ともしがたいのだから、薩軍の不利は最初から明白であったが、しかし当時は西郷の威名と薩摩隼人の驍名に戦いていたのであるから、朝野の人心|恟々たるものであったであろう。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
しかも数百名の薩摩隼人を引率する島津久光を背景にして迫って来た。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
こころみに、この新作の軍歌が薩摩隼人の群れによって歌われることを想像して見るがいい。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
薩摩隼人は、背を見せんものじゃ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「あははは、生きていたか――池上、流石に薩摩隼人だ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫