昼行灯
ひるあんどん
名詞
標準
dunce
文例 · 用例
急飛脚でも立てて、国元の大野か大石かに殿を説いてもらう法もあるが、大野は吝ん坊で、七百両説に大賛成であろうし、大石は仇名の通り昼行灯で、算盤珠のことで殿に進言するという柄ではないし……」「困ったな。
— 菊池寛 『吉良上野の立場』 青空文庫
武士の亀鑑大石良雄は昼行灯であったそうな」「お父上!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
それは重畳」「私昼行灯になりましょう」「ハッハハハ、昼行灯になれよ」「きっとなってお目にかけます」「昼の行灯は馬鹿気たもの、人は笑っても憎みはしない」「御意の通りにござります」「我が家は内藤家の二番家老、門地高ければ憎まれ易い。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
それを避けるには昼行灯に限る」「昼行灯に限ります」「お、白痴になれよ白痴になれよ」 その時襖が静かに開いて、茶を捧げたお石殿が部屋の中へはいって来た。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
ボーッとしたところは昼の行灯かな」「昼行灯昼行灯、よい、これはよい譬喩じゃ」「昼行灯様!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
」 朋輩どもは葉之助の事を間もなく昼行灯と綽名した。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
矢をつがえました」「あれが竹林派の固めかな」「いやいやあれは昼行灯流で」「ナール、これはよう云われました」 この時葉之助は矢を取るとパッチリつがえてキリキリキリ、弦一杯に引き絞ると、狙いも付けず切って放した。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
「おやおや最初から仕損じましたな」「二本目は与一も困る扇かな……さあどうだ昼行灯殿!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
作例 · 標準
部長は昼行灯なんて言われているが、いざとなれば誰よりも頼りになる人だ。
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平時は昼行灯を決め込んで、面倒事から上手く逃げている。
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あの人は昼行灯に見えて、実は裏で全ての状況を把握しているらしい。
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