幻辞.com

含羞

がんしゅう
名詞
1
標準
shyness
文例 · 用例
自己嫌悪、含羞、閉口しているのであろう。
太宰治 男女川と羽左衛門 青空文庫
といふ號令がかかつて、私たちは捧げ銃をして、みると、校長は、秋の日ざしを眞正面に受けて、滿面これ含羞の有樣で、甚だ落ちつきがなかつた。
太宰治 校長三代 青空文庫
ゆっくり真紅|含羞の顔をあげて、私の、ずるい、平気な笑顔を見つけて、小娘のような無染の溜息、それでも、「むずかしいのねえ、ありがとう。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
教授は不似合な山高帽子を丁寧に取って、煤けきったような鈍重な眼を強度の近眼鏡の後ろから覗かせながら、含羞むように、「ライプチッヒから本が少しとどきましたから何んなら見にいらっしゃい」 と挨拶して、指の股を思い存分はだけた両手で外套をこすり続けながら忙しそうに行ってしまった。
有島武郎 星座 青空文庫
」 と、含羞んだ若い妓の、揃った目鼻の真中を狙って――お螻の虫が、もじゃもじゃもじゃ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 襟の辺を引掻くと、爪を銜える子供のように、含羞む体に、ニヤリとした、が、そのまま、何を噛むか、むしゃむしゃと口舐ずる。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
新婚當時の含羞んだ色合を新しく拜見などもお安くない奴。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
」 でも、ちょっと含羞んだか、日に焼けた顔を真赤に俯向く。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
作例 · 標準
「君、歌が本当に上手だね」と褒められた彼女は、含羞を帯びた微笑を浮かべて視線を落とした。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
都会の喧騒を知らない村の子供たちの瞳には、見知らぬ旅人に対する好奇心と、特有の含羞が同居していた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
彼の書くラブレターには、ぶっきらぼうな表現の端々に、隠しきれない少年のような含羞が滲み出している。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview