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余弊

よへい
名詞
1
標準
resulting evil
文例 · 用例
社会的施設の知識についても、警察制度の発達や、交通機関の発達のため、追剥ぎ、辻斬り、水盃をして旅立ち等の悲惨事は絶無になりましたが、他方に失業問題や、階級闘争問題が起りまして、文化の余弊と言われております。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
江戸幕府の衰亡 江戸幕府は、三代将軍家光に至つて、あらゆる機構が整ひ、武家政治は完成された形を示したが、五代将軍綱吉に至つて、幕府の太平が謳歌される傍ら、綱吉の偏執的な性格や、生類|憐愍令や、悪貨鋳造などからの影響もあつて、太平の余弊たる享楽主義が天下を風靡した。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
例せば、日高郡|御坊町へ、前年その近傍の漁夫が命より貴ぶ夷子社を合併せしより、漁夫大いに怒り、一昨夏祭日に他大字民と市街戦を演じ、警吏等の力及ばず、ついに主魁九名の入監を見るに及び、所の者ことごとく合祀の余弊に懲り果てたり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
既に先年|合祀を強行して、いわゆる基本財産の多寡を標準とし、賄贈請託を魂胆とし、邦家発達の次第を攷うるに大必要なる古社を滅却し、一夜造りの淫祠を昇格し、その余弊今に除かれず、大いに人心|蕩乱、気風壊敗を致すの本となった。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
その堆積の余弊は何んであろう。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
ほんの半月以内の短日月でこう手早く揃うのは、分業の便利であって、繁昌すればするほど、それが激しくなり、そうしてその余弊は仏師の堕落となり、彫刻界の衰退となりました。
「木寄せ」その他のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
文学が精神的の人物の活動だというが、その「精神」が何となく有り難く見えるのは、その余弊を受けて居るんで、霊肉一致どころじゃない、よほど霊が勝ってる証拠だ。
二葉亭四迷 私は懐疑派だ 青空文庫
ピタゴラスは紀元前六世紀の後半(五六〇―四九〇年)の人でいわゆるピタゴラス学派の元祖であるが、この人となるとまたエジプトの学風の余弊がかなりに強くひびいているようである。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
作例 · 標準
その政策の余弊が、今になって現れ始めた。
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戦争の余弊は、何世代にもわたって人々を苦しめた。
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彼の改革は成功したが、一部に余弊を残した。
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