穿ちすぎた
うがちすぎた
形容詞-語幹
標準
farfetched
文例 · 用例
自分達の本堂に在す仏を拝んでは、次の瞬間に冷静な美術批評家ぶって見、それを些か誇とする――私の穿ちすぎた感じ方かも知れないが、そこに何とも云えず佗びしいものがある。
— 宮本百合子 『宝に食われる』 青空文庫
とはいえ、彼等はまた彼等でなかなか人後には落ちず、郵便局長の穿ちすぎた臆測と五十歩百歩の揣摩臆測を逞ましゅうしたものである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
校長 ふむ、それは少し穿ちすぎた観察のやうだが、君は何の時間に一番ひどかつた?
— 岸田國士 『風俗時評』 青空文庫
このような考えのめぐらしかたは、或人にとって、あまり裏まで穿ちすぎた辛辣さと思えるかもしれない。
— 宮本百合子 『人民戦線への一歩』 青空文庫
それがこの男にとっては今日|銭金以上の大きな目的になっているのではなかろうか………とこう私は推測しているのでありますが、そうまで考えることはあまりにも穿ちすぎた想像かも知れません。
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
その優美さ、仁侠さ、礼儀正しい細やかなやり方、いずれにも見らるる愉快なぜいたくさ、すなわち、上は交響曲から下は太鼓に至るまで婚礼の一部となっていた音楽、舞踊、食卓の楽しい顔、穿ちすぎた恋歌、小唄、花火、打ち解けた談笑、冗談や大騒ぎ、リボンの大きな結び目。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
うがちすぎた想像ではあらうがそのあとにすぐつづけて、「被告の今日の心境は?
— 島木健作 『盲目』 青空文庫
その本末は不明であるが、吉備大臣の裔と称する幸徳井家が京都から没落して、祖先の由緒を尋ねて吉備大臣の塚の傍らに住んだとは、少しくうがちすぎた説といわねばならぬ。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
例句