黄道吉日
おうどうきちにち異読 こうどうきちにち
名詞
標準
very auspicious day for all types of occasions
文例 · 用例
実はな、かような事は、打明けて申せば、貴下より御令室の御意向が主でごわりまするで、その御言葉一ツが、いかがの極まりまする処で、推着けがましゅうごわりますが、英吉君の母も、この御返事……と申しまするより、むしろ黄道吉日をば待ちまして、唯今もって、東京に逗留いたしておりまする次第で。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
そのお口をいやすために、加賀大納言が、加、越、能、百万石の威勢にかけて、冬、お国もとで雪を凍らせ、道中金に糸目をつけずにこれを江戸ご本邸に運ばせて、本郷のこのお屋敷内の雪室深くへ夏までたくわえ、土用さなかの黄道吉日を選んで柳営に献上するのが毎年の吉例でした。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
そして近い内に黄道吉日を択んで、婚礼の式を挙げようとしていた際に、不図起りましたのがあの戦乱、間もなく良人となるべき人は戦場の露と消え、私の若き日の楽しい夢は無残にも一|朝にして吹き散らされて了いました……。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
悪人|勦滅のその日を黄道吉日として、冤罪の獄舎から出た花聟と、悲嘆のどん底から救われた花嫁とを、この江漢が、一命にかけても、必ず、めでとう手を握らせてお見せする。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
今日は黄道吉日でしょ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
黄道吉日(こうどうきちにち)とは、何事を行うにも吉であり、あらゆる凶悪が避けられるとする日のこと。単に黄道ともいう。
出典: 黄道吉日 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0