最終バス
さいしゅうばす
名詞
標準
文例 · 用例
・若葉もりあがる空には鳩・五月の風が、刑務所は閉めてぴつたり・私一人となつた最終バスのゆれやう・水へ石を投げては鮮人のこども一人 四月廿八日 曇、時々降る。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
――宿酔気味――散歩――山口へ――Sさん、Wさん、Fさん、――酔境空寂、――最終バスで帰庵、――風呂敷包も、下駄も、何もかもなくなつてしまつた、――あゝさつぱりした、よかつた!
— 昭和十三年 『旅日記』 青空文庫
私たちは湯元へ行って一泊するつもりであったのだが、東照宮で手間どって、中禅寺湖に着いたのは、湯元行の最終バスが出発した直後であった。
— 小山清 『朴歯の下駄』 青空文庫