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濡れ筵

ぬれむしろ
名詞
1
標準
文例 · 用例
濡れ筵を盾にして燃えさかる焼夷弾に突進するお向ひの奥さんは、薄化粧の頬に決死の色をみせてゐた。
岸田國士 美談附近 青空文庫
濡れ蓆位被せたって、そんなものは問題じゃなかった。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
何で濡れ蓆を被せたのか不思議だったが、その時それが、丁度大きな魚にでも被せたように、如何にも調和して落付いていた。
豊島与志雄 丘の上 青空文庫
水死人の上の濡れ蓆からは、淡い湯気がゆらゆらと立って、日の光の中に消えていた。
豊島与志雄 丘の上 青空文庫