瀟灑
瀟灑
名詞
標準
文例 · 用例
〕毎幅二行字三四寸大にして遵勁瀟灑たる行書なり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
すでに、我々の通り過ぎてきたあの山の上の無人の山荘と言い、あの塵っ葉一つ留めぬ塋域の瀟灑さと言い、今またこの荘厳な大殿堂と言い、その規模の雄大さ、荘厳さ、気高さにおいて、欧州一流の大都会にも未だこれほどの美しさ、これほどの見事さを、我々は見たことがなかったのであった。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫
瀟灑な服飾を整え、豪華な邸を構え、家具調度に贅を尽し、宝石を燦かし、文学を持ち、書籍と芸術とを愛好し、音楽を好み、詩を愛し、極めて優れた造形美術と野外劇とを有し、そのことごとくが我々の持つ欧羅巴の文明よりも遥かに水準を抜いて、いずれも高度な優秀さを示すものばかりです。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫