八重の潮路
やえのしおじ
名詞
標準
distant seas
文例 · 用例
その間に「年波」、「八重の潮路」、「渡守」、「心なるらん」などの歌詞はきれぎれに打誦ぜられき。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
信天翁 シャルル・ボドレエル波路遙けき徒然の慰草と船人は、八重の潮路の海鳥の沖の太夫を生檎りぬ、楫の枕のよき友よ心|閑けき飛鳥かな、津潮騒すべりゆく舷近くむれ集ふ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
信天翁 シャルル・ボドレエル波路遙けき徒然の慰草と船人は、八重の潮路の海鳥の沖の太夫を生檎りぬ、楫の枕のよき友よ心閑けき飛鳥かな、奥津潮騒すべりゆく舷近くむれ集ふ。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
シャルル・ボドレエル信天翁波路遙けき徒然の慰草と船人は、八重の潮路の海鳥の沖の太夫を生擒りぬ、楫の枕のよき友よ心|閑けき飛鳥かな、奧津潮騷すべりゆく舷近くむれ集ふ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
満願の日、導師三井寺の公顕僧正は高座にのぼり、鐘を鳴らして表白を声高らかに読みあげていわく、「九重の都を出でられ、八重の潮路をかきわけて、ここまでお出でになられた陛下の御心はかたじけない極みである」 この神前に捧げられた言葉には、上皇を始め諸臣みな感激した。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
ここは近江の国の琵琶の湖、日本第一の大湖でございますが、行方も知らぬ八重の潮路とは違います、それだのに、米友さん、お前さんの、今のその漕ぎっぷりを見ていると、本当に下関まで、この舟を漕ぎつけて行く呼吸でした。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
船は八重の潮路を越え、はるか異国の地へと向かった。
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彼の心は、八重の潮路を旅する船のように自由だった。
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故郷を離れ、八重の潮路の向こうに新たな生活を求めた。
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