父なし子
ててなしご異読 ちちなしご
名詞
標準
child whose paternity is unknown
文例 · 用例
一九一四年ボンベイ板エントホヴェンの『グジャラット民俗記』五四頁にいわく、一説に帝釈瞿曇の妻に通じた時アンジャニ女帝釈を助けた故、瞿曇これを詛いて父なし子を生むべしという。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
此者は賀茂の別雷神同然父なし子だつた。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
こんな怪しい父なし子を生んだは怪からぬと其母を法廷へ引出し生埋の宣告をするとメルリン忽ち其母を辯護し、吾れ實は強勢の魔の子だが聖僧ブレイス之を豫知して生れ落ちた即時に洗禮を行はれたから邪道を脱れた。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
お前は父なし子ぢや。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
』『父なし子は丈夫で居るのかい。
— 與謝野晶子 『午後』 青空文庫
大威張りで父なし子を生んでやるわ。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
子供も、一生父なし子で暮すよりは、公然と家で育った方が幸福だろう。
— 豊島与志雄 『子を奪う』 青空文庫
お米は名題の淫奔娘で、すでに三人も父なし子を生み落して里子にだしており、この界隈からは然るべき聟をむかえることができない娘であった。
— その八 時計館の秘密 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
昔の厳しい村社会では、父なし子として育つことの苦労は想像を絶するものがあった。
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彼女は父なし子として生まれた運命を恨むことなく、女手一つで育ててくれた母に感謝している。
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小説の主人公は、自分が父なし子であることを隠して都会で新しい人生を歩み始めた。
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標準
child whose father is dead
作例 · 標準
戦争で父親を亡くした多くの父なし子たちが、困窮した生活の中で逞しく生き抜いた。
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彼は幼い頃に不慮の事故で父を亡くし、父なし子として親戚の家を転々とすることになった。
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教会の施設では、身寄りのない父なし子たちのために教育や食事の支援を行っている。
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