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猫額

びょうがく異読 ねこびたい
名詞
1
標準
(as small as a) cat's forehead
文例 · 用例
猫額の小作地をでも欲せぬものはないが、今日それを恐らく誰よりも必要としてゐるものは廣岡だし、與へられて誰よりも感謝し、長く恩に着るのも亦廣岡であらうと説いた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
吉野川のおほいぬふぐりがその一つだし、今晩帰宅して、猫額大の畑にある高菜に、こまかい蕾がいっぱいついていると聞いたのも、その一つである。
石川欣一 山を思う 青空文庫
猫額大にして山中の如し」 ニコニコしている顔に厭味がない。
坂口安吾 街はふるさと 青空文庫
両国界隈図 ぼくはこのわくの中で育つて、完全に少年期をすごしたので――ぼくは十七歳までこの両国界隈を天地としてゐた――少年期の終り時分にはいふまでもなく足もこの圏外へ延ばしたけれども、親しみは依然圏内狭小のところにあり、記憶は殊にその猫額世界に限られる。
木村荘八 両国界隈 青空文庫
鎖国令行われてより以来、我邦と通商するものは、僅かに支那、和蘭にして、その地方もまた長崎の猫額大の天地に限れり。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
「四十にして家業を成さず、猫額の故里に呻吟すること二十年、零少なる詩銭を酒に代えて、後日釣戯に耽ける」というが、それより女光景にわが生涯をかけたという一行を加えた方がよい。
室生犀星 〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺) 青空文庫
」 と書生はステッキを振り上げたが、猫額の庭だ。
佐々木邦 負けない男 青空文庫
作例 · 標準
猫額ほどの庭に、小さな花が咲いていた。
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彼は猫額のスペースに、たくさんの本を並べている。
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こんな猫額な場所に、よく家を建てたものだ。
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