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鉄球

てっきゅう
名詞
1
標準
iron ball
文例 · 用例
鉄球をころがしているお客も、見物している人達も、番をしている商人も一処になって時々笑い出す。
寺田寅彦 異質触媒作用 青空文庫
深海に於ける蛸の神経衰弱症状 有名な潜水鉄球に依る探海家であり、且つ医師であるロバトスン博士は、八百米の深海に助手と共に降りて行つた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
前面硝子を通して、一尾の奇怪な軟体動物を発見した、博士は早速助手に命じて、鉄球内から照光器の光りを、この動物にむけ、照らし出させ、しきりにこの深海動物の動作を視察したのであつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
それで太平洋の底に沈んでいるこの鉄球は、流星球と考えられるのである。
中谷宇吉郎 エスキモーの国から 青空文庫
大西洋の深海からも発見されているが、太平洋の赤粘土の方が、遥かに多数の鉄球を含んでいる。
中谷宇吉郎 比較科学論 青空文庫
「ム……こう使うのだな」 左に鎌を持ち、右の手にくさりのついた鉄球をつかんで、武蔵は仮の敵をそこに想像しながら、構えを作って、独り考えていた。
火の巻 宮本武蔵 青空文庫
「ちっ」 悲壮なさけびが、梅軒の口から洩れたか否かの咄嗟に、武蔵は、「おうっ」 と、鉄球のように、梅軒の体に向って、自分の五体をぶつけていた。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
「何者だッ」 と一の洞門では、早くもその足音をさとって、ひとりが大手をひろげてどなると、鉄球のように飛んでいった伊那丸が、どんと当身の一|拳をついた。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
作例 · 標準
解体作業用のクレーン車が、巨大な鉄球を勢いよく古いビルに叩きつけた。
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砲丸投げの選手は、ずっしりと重い鉄球を肩に乗せ、全神経を集中させた。
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「この鎖の先に付いている鉄球、本物かな?持ち上がらないくらい重いよ」
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