差し毛
さしげ
名詞
標準
hair of different color mixed into an animal's coat (colour)
文例 · 用例
全身真白で、一本の色の差し毛もなく、眼は水色をしていて、短かめの尾の先端が少し太くなっている。
— 豊島与志雄 『蔵の二階』 青空文庫
毛色は赤にゴマ毛まじり、立ち耳、差し毛、顔がちょっとしゃくれて、ひいき目にも器量がよいとはいえない犬でした。
— 斎藤弘吉 『私の飼った犬』 青空文庫
いくさの噂さしげければ、 蘆刈びともいまさらに、暗き岩頸 風の雲、 天のけはひをうかゞひぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
我がをぢは、面にやさしげなる色を見せて、帽を揮り動しなどすれど、人々その前をばいたづらに過ぎゆきて、かの盲人の何の會釋もせざるに、錢を與へき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
一座は喝采を吝まず、かの猶太おうなさへやさしげに頷きぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
」 いかに美しく、やさしげに見えても、采女は坂東武者の血をうけた其の時代の若い武士である。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
わたしはそのなかに何かやさしげな低い歌ごえをきく。
— 原民喜 『鎮魂歌』 青空文庫
とおうい とおうい あまぎりいいす朝がふたたび みどり色にそまりふくらんでゆく蕾のぐらすにやさしげな予感がうつってはいないか少年の胸には 朝ごとに窓 窓がひらかれたその窓からのぞいている 遠い私よ これは二年前、彼が広島に行ったとき、何気なくノートに書きしるしておいたものである。
— 原民喜 『永遠のみどり』 青空文庫
作例 · 標準
この犬は、黒い毛の中に白い差し毛が混じっている。
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馬のたてがみに、少しだけ色の違う差し毛が見える。
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彼の髪には、年齢とともに白い差し毛が目立つようになった。
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