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未の刻

ひつじのこく
表現名詞
1
標準
hour of the Sheep (around 2pm, 1-3pm, or 2-4pm)
文例 · 用例
長い突通しの笄で、薄化粧だつた時分の、えゝ、何にもかにも、未の刻の傾きて、――元服をしたんですがね――富川町うまれの深川ツ娘だからでもありますまいが、年のあるうちから、流れ出して、途に泡沫の儚さです。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
しかしその一方、未の刻に麹町から出た火があって、雉子橋、一つ橋、神田橋に及び、また北風になった風に煽られて、八重洲河岸、大名小路を嘗め、西丸下桜田に至って二つに別れ、一方は通町に出で、一方は愛宕下から芝浦まで往った。
田中貢太郎 日本天変地異記 青空文庫
彼の男、毎日|未の刻より申の刻に到る間の日盛りは香煙を吸ふと称して何処へか姿を消しつ。
夢野久作 白くれない 青空文庫
日脚はもう未の刻を過ぎていた。
田中貢太郎 切支丹転び 青空文庫
時刻はちょうど未の刻であった。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
未の刻(午後二時)をすこし過ぎた頃、比叡の頂上に蹴鞠ほどの小さい黒雲が浮かび出した。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
その日の未の刻(午後二時)である。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
未の刻に佐久間町二丁目の琴三味線師の家から出火して、日本橋方面へ焼けひろがり、翌朝卯の刻まで焼けた。
森鴎外 護持院原の敵討 青空文庫
作例 · 標準
未の刻は午後2時頃を指し、昔の日本では重要な時間帯だった。
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未の刻を過ぎると、夕暮れが近づいてくる。
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彼は未の刻に必ず休憩を取る習慣があった。
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