徒夢
あだゆめ
名詞
標準
文例 · 用例
愛する人には愛されず、欲する物は我が手に入らず、手の中の玉は逃げだし、希望の多くは仇夢で、人間の現実は概ねかくの如き卑小きはまるものである。
— 坂口安吾 『デカダン文学論』 青空文庫
愛する人には愛されず、欲する物は我が手に入らず、手の中の玉は逃げだし、希望の多くは仇夢で、人間の現実は概ねかくの如き卑小きわまるものである。
— 坂口安吾 『デカダン文学論』 青空文庫
わが伯龍の、無言の動作は、云はぬは云ふにいやまさる、かうした人情本の仇夢を、いと媚めかしく私たちに覗かせて呉れた。
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫