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寄り寄り

よりより
副詞
1
標準
sometimes
文例 · 用例
彼らは寄り寄り秘密に相語らい、監獄部屋でも脱出するような気持で、昼は人気のない野山に寝て、夜になるのを待って道のない難路を歩み、五昼夜もかかって三国峠を越え、ようやく上州路へ辿りつくのだったが、時には暗夜に樵夫の野宿しているのに出逢い、年少の彼女は胸を戦かせた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
そのお加代のところへ、隣り村の畳屋の次男坊で、中学まで行った勇作というのが、この頃毎晩のように通って来るというので、兼ねてからお加代に思いをかけていた村の青年たちが非常に憤慨して、寄り寄り相談を初めた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
殿に筋違いの御恨み抱き、寄り寄り密謀中のところを突き止め候間、取急ぎおしらせ仕候」 ふいっと対馬守の面には微笑が湧いた。
佐々木味津三 老中の眼鏡 青空文庫
どうかして晩節を全うするように、とは年老いた師匠のために半蔵らの願いとするところで、最初横浜行きのうわさを耳にした時に、弟子たちの間には寄り寄りその話が出た。
第一部上 夜明け前 青空文庫
わたくしどもは、兼ねて用意の糒などで腹をこしらえ、お文庫の残った上はその壁にせめて小屋なりと差掛け、警固いたさねばなりませんので、寄り寄りその手筈を調えておりました所、表の御門から雑兵およそ三四十人ばかり、どっとばかり押し入って参ったのでございます。
神西清 雪の宿り 青空文庫
わたくしどもは、兼ねて用意の糒などで腹をこしらへ、お文庫の残つた上はその壁にせめて小屋なりと差掛け、警固いたさねばなりませんので、寄り寄りその手筈を調へてをりました所、表の御門から雑兵およそ三四十人ばかり、どつとばかり押し入つて参つたのでございます。
神西清 雪の宿り 青空文庫
段六 へい、それも、いよいよ差し越し願えばしたからと申すのではありましねえで、たんだこの飢饉でどうにもこうにもハア上納ば増されたんでは百姓一統死なにゃなんねで、せんめて、新田の竿入れだけでも今年は用捨して貰いてえと願い出て見ようでねえかと、村で寄り寄り相談ば打ったでがす。
三好十郎 斬られの仙太 青空文庫
そこへ持ってきて村方一同が命の綱と頼みまする荒地沼地開墾の新田に竿入れ仰せつけられる段おふれでごぜましたので、そうなればこのあたり百姓何千何万と申す者が、かつえて死なねばならぬ始末、それで私ども兄きなんど、この由御願い出て見ようでねえかと寄り寄り相談していたばっかりでごぜます。
三好十郎 斬られの仙太 青空文庫
作例 · 標準
彼は仕事の合間に、寄り寄りコーヒーを飲みに行く。
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昔の友人とは、寄り寄り連絡を取り合っている。
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寄り寄り立ち止まって、周囲の景色を楽しんだ。
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