応理
おうり
名詞
標準
文例 · 用例
併しあとで考えると、それにも一応理窟のあることで、彼のお金は一昨年のお祭に踊屋台に出た。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
それも一応理屈はあった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
君と祝とは、女官御双紙を見ても知れるやうに、琉球の女官と言ふ考へには、普通の后妃・嬪・夫人以下の女官と聞得大君・島尻の佐司笠按司・国頭の阿応理恵按司などの神職を等しく女官として登録してゐる。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
唯形式だけでも、いまだに、独身を原則として居るのは、国頭の巫女たちで、今帰仁の阿応理恵は独身、辺土のろは表面独身で、私生の子を育てゝゐる。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
琉球本島を分けどつてゐた、昔の北山・南山・中山の三国は、各大同であつて小異を含んだ神道を持つてゐて、中山は聞得大君、南山は佐司笠按司、北山は阿応理恵按司を最高の巫女としてゐたものであらう、と柳田先生も、伊波氏も言うてゐられる。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
佐司笠・阿応理恵は、実力から自然に、游離して来る事になつたのである。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
で、こういう仮定さえおけば(尤も之は事実に当っていないかも知れないが)、この点は一応理解出来る、だが依然判らないのは文部大臣の権威の行方である。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
それは例えば Ehrenfels が一般に形態内容(Gestalt〔qualita:ten〕)は“positive Vorstellungsinhalte”であると云った言葉の上からも一応理解出来るであろう。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫