禿頭病
とくとうびょう
名詞
標準
alopecia
文例 · 用例
彼が船へ持って来たものは、そのからだと、その切り捨てられた仕事着と、初期の禿頭病とだけであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
当店の最新流行の衣裳をお召しになれば……」 云々の大文字をお祭の大|燈籠位の箱に書いて、下に禿頭と大|丸髷が狸と手を引合ってダンスをやっている絵が描いてあるかと思うと、家伝「禿頭病専門名薬」という広告が何かの新聞に出ていた。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
いかに市場での相場がよいからといって、まことに不適当な土地に、ひょろひょろしたような貧弱な小麦を、しかも凍寒害を蒙って禿頭病にかかったような麦畑を耕作しておりますよりも、少し極端な言い分かは存じませんが、真青に草でも繁らかしておく方がより利用度は高いわけであります。
— 三澤勝衛 『自力更生より自然力更生へ』 青空文庫
すると風見さんは、山ヌケが起こって、俺を埋めようとしたって、俺、ビクともしないよ、といったような、よく云えば剛胆、素直に云えば胆汁質のボーッとした態度で、「禿頭病にかかったんだ」 と云って、ノンビリと椅子へ腰をかけた。
— 国枝史郎 『今昔茶話』 青空文庫
禿頭病といえば、かなりウルサイ病気で、わけても風采や面子を気にする性格者にとっては致命的に苦痛の病気の筈だのにそれにかかった本人がノホホンだったので、それを取巻いた、編集室の悪童どももノホホンで。
— 国枝史郎 『今昔茶話』 青空文庫
一つは神経性、一つは黴菌性――ところで俺ののは神経性禿頭病なのだそうだ。
— 国枝史郎 『今昔茶話』 青空文庫
腫物のあるのや禿頭病白雲田虫湿瘡皮癬なんてのを見繕って、入り代り立ち代り坐り込ませる。
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
昨日は禿頭病の激いのが一人来ましたよ」 と親方は僕達の方を向いて舌を出した。
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
作例 · 標準
若くして禿頭病を患った彼は、専門のクリニックに通って最新の治療を受け始めた。
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禿頭病の原因は遺伝やストレスなど様々だが、早期の対策が重要だと言われている。
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「最近抜け毛が増えてきた気がするんだけど、これって禿頭病の予兆かな?」
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