関羽
かんう
名詞
標準
文例 · 用例
それで水滸伝、三国志、関羽の青龍刀、張飛の蛇矛などが嬉しくつて堪らない。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
僧院の廊下へはいって見ると、頭を大部分|剃って頂上に一握りだけ逆立った毛を残した、そして関羽のような顔をした男が腕組みをしてコックリコックリと廊下を歩いている。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
いったい自分はそのころから陰気な性で、こんな騒ぎがおもしろくないから、いつものように宵のうちいいかげんごちそうを食ってしまうと奥の蔵の間へ行って戸棚から八犬伝、三国志などを引っぱり出し、おなじみの信乃や道節、孔明や関羽に親しむ。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
関羽だッてまだ生きているよ。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
そういう人は先ず稀有であって、事実に基づいて云って見れば南宋の岳飛(中国、南宋の武将)は、歴史上の関羽(中国、三国時代の蜀漢の武将)、張飛(同じく蜀漢の武将)と肩を並べれば満足であると信じたが。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
岳飛の為した事は関羽張飛と肩を並べるどころではない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
岳飛は関羽・張飛の人となりを慕って、肩を並べる程になりたいと欲したが、岳飛は却って関羽・張飛に優っている。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
関帝は蜀の関羽で、明の万暦中に「協天護国忠義大帝」の号を贈られたのださうである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫