謝罪文
しゃざいぶん
名詞
標準
written apology
文例 · 用例
来合わせた中尾に、つい興奮して憤慨を洩らすと、翌日のその新聞に謝罪文が出た。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
その叔父が今度もまた出て來る譯なのだが、今となつては、その「欺く」一篇は、叔父への謝罪文となつたやうなものだ。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
「故意にわが國の信用金庫を誹謗し、陷れんとするものである」というような文句を使つて、新聞紙上に謝罪文を出せとの要求である。
— 秘田余四郎 『字幕閑話』 青空文庫
)は、幸か不幸か、さして宣傳にもならなかつたが、それを金にしようとする者まで現われて、三ヵ月間くらいくすぶりつづけたあげく、遂に、こちらでも、我を折つて、信託銀行と直せば、先方でも謝罪文要求は引込めて、おんびんにけりがついたが、なんのことはない。
— 秘田余四郎 『字幕閑話』 青空文庫
中央紙何社、地方紙何社などと先方の要求通り謝罪文を出したひには、それこそ「帝國信用金庫」ならぬわたしが大破産してしまう。
— 秘田余四郎 『字幕閑話』 青空文庫
中国の検閲責任者は罷免され、検閲委員会は改組され、中央党部は謝罪文を日本に提出した(三五年七月)。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
うわさを聞いて、縮みあがったのだろう、かくの通り、法然上人以下、門弟百九十余名、連名をもって、叡山へ謝罪文を送ってきた。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
同時に、信長は、堺の町政、自治の制度などを、すべて改変して自分の手に収め、堺の代表者たちからは、謝罪文と誓紙とを入れさせて、なお、向後の町の公役には、その人々をそのまま命じた。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫