何故だか
なぜだか
副詞頻度ランク #21055 · 青空 0 例
標準
somehow
文例 · 用例
私は何故だか萩原氏を思ふたびに、次のポオロの言葉をくちずさみたくなる。
— 中原中也 『萩原朔太郎評論集 無からの抗争』 青空文庫
何故だか其頃私は見すぼらしくて美しいものに強くひきつけられたのを覺えてゐる。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
どうしたかと聞いてみても何も云わないし、外のものにも何故だか分らなかった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
何故だか理由は分らないが唯そんな気がするのである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
」「何故だか知らないわよ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
何故だかその頃私は見すぼらしくて美しいものに強くひきつけられたのを覚えている。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
「皆さん、私共のつとめは、第一に傘をひろげて種子を撒き散らして子孫を殖やすこと、その次は人間に食べられることですが、人間は何故だか私共がまだ傘を開かないうちを喜んで持って行ってしまいます。
— 夢野久作 『きのこ会議』 青空文庫
今日は何故だか労れた(六里強しか歩いてゐないのに)、老のおとろへもあらう、なまけ癖もあらう、出発がおくれたためもあらう、風がふくからでもあらう(風は孤独者には禁物だ)、待ちきれなくて、勧められるまゝに、ひとりで酒をいたゞき餅をいたゞく、酒もうまく餅もうまい、ありがたいありがたい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫