淫佚
いんいつ
名詞
標準
文例 · 用例
七出というのは、子無きが一、淫佚が二、舅姑に事えざるが三、口舌多きが四、盗窃が五、妬忌が六、悪疾が七である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
親切な政府はその点を心配して、妓楼の正しい営業法を監督し、中学生たちの淫佚を保護してくれます。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
ところが、実際はこれらの努力が、淫佚の撲滅に向けられずに、かえってその奨励――つまり、淫佚の安全を保証する方面に注がれている。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
『はじめのうちは娘に対して、町々村々の生活の半ばを充たしている淫佚が、ぜん/\存在していないようなふりをして見せます。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
もし堕落は罪悪であるけれど、それは永久不離の結婚と、それから生ずる子供の養育という事業によって償い得る、いな、必ず償わなければならぬということを了解したならば、堕落は決して淫佚に耽る原因となり得ないわけである。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
其次に淫佚と云ひますると是は姦通罪のことであります。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
七出の中でも不事舅姑と云ふことと此淫佚と云ふことは一番重いのでありますが、是は説明は要らぬと思ひます。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
俺は人一倍求愛の心が強いので放蕩も一倍とはげしく、淫佚振りはわれながら眼を蔽いたいほどだった。
— 久生十蘭 『湖畔』 青空文庫