銀宝
ぎんぽ異読 ギンポ
名詞
標準
tidepool gunnel (Pholis nebulosa)
文例 · 用例
僧都、それから後に言われた、その董、露草などは、金銀宝玉の類は云うまでもない、魚類ほどにも、人間が珍重しないものと聞く。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
嘗て何かの挿画で見た路易王朝式というのであったろう……緋色の羅紗に黄金色の房を並べた窓飾や卓子被、白塗に金銀宝石を鏤めた豪華な椅子や卓子がモリモリ並んでいる。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
しかしこの四つの章を読みしのみにては足らず、その間に挟まる各章を読むは、あたかも昇路及び降路において金銀宝玉を拾うが如くである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そして直ぐに雇った馬車に娘と白髪小僧を乗せて自分の家に連れて行きましたが、その家の大きくて美しい事、王様の住居はこんなものであろうかと思われる位で、お出迎えに出て来た娘の同胞や家来共の着物に附けている金銀宝石の飾りを見ただけでも当り前の者ならば眼を眩わして終う位でした。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
かれらのたずさえて来た諸道具はみなほんとうの金銀宝玉を用いたものであるので、老女はそれを官に訴え出ると、それらは一種の贓品と見なして官庫に没収された。
— 輟耕録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
それから真珠の頸飾り、ヴェネシアの十字架、その外精巧を尽くした金銀宝石の種々の飾りを一々手にとってみた。
— モウパンサン 『頸飾り』 青空文庫
珍しい金銀宝石をちりばめた太刀も短剣もそっくりで、飾りの金は光っていました。
— その十八 踊る時計 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
それは金銀宝石を積んだ幽霊船が、ある港へ着いたときに、そのお金や宝石がほしいばかりに、幽霊を自分の家につれてきて泊めた、欲深者の話でありました。
— 小川未明 『善いことをした喜び』 青空文庫