無駄飯
むだめし異読 ムダめし・ムダメシ
名詞多音語
標準
living idly
文例 · 用例
お前は三度三度無駄飯を食って、毎日毎日モゾクサしてるばかしじゃねえか。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
聊かの功績を云い立てにして栄位、栄爵を頂戴して、無駄飯を喰うのを光栄としているような国家的厄介者とは段式が違うんだぞ。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
コンナ店曝しの光栄を引継いで、一生無駄飯を喰うのを自慢にするような腐った根性は今の若い者は持たないのが普通だぞ。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
万一、水当りで五日、七日、無駄飯でも食ったら、一体何うなさる。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
いつまでも他人のうちに無駄飯を食べていることもできず、おまけにおしんが、お艶と富五郎の仲を疑って日ごとにつらく当たりだすので、とうとういたたまらなくなったおさよ婆さん、わけを話して詫びを入れ暫時待ってもらおうと、来にくいところを、今夜思いきって化物やしきの裏をたたいたのだったが――。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
……その間、一所懸命にやるから、済まんけど、無駄飯を食べさせて置いてくれ。
— 三好十郎 『好日』 青空文庫
身扮もなか/\洒落れたもので、無駄飯を食ふ人間の淺ましい贅澤さが、死の極印を捺されてまでも、人の眉を顰めさせます。
— 隱し念佛 『錢形平次捕物控』 青空文庫
銭形の物語の中に、祖先が人を殺した手柄で、一生|無駄飯を喰っている、侍階級に対する反抗が散見するのはやむを得ない。
— 平次身の上話 『随筆銭形平次』 青空文庫
作例 · 標準
「働かざる者食うべからずだ。いつまでも無駄飯を食わせているつもりはないぞ」と父が勘当を言い渡した。
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彼は自分が組織の中で無駄飯を食っている存在なのではないかと、時折強い不安に襲われる。
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無駄飯を食うような居候の身分だが、彼には家主も一目置くような不思議な博識さがあった。
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