塵の世
ちりのよ
表現名詞
標準
(this) corrupt world
文例 · 用例
花の香もけやけくはあらで優に澄みわたれる、雲さまよふ晨、風定まる黄昏など、特に塵の世のものならぬおもむきあり。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
現に塵の世に生れたる人、誰か罪業なきことを得ん。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
姫は色を正して、さる詞を人にな聞せそ、此塵の世に心|牽かるゝことおん身の如くならんも拙し、少しは後の世の事をも思へかしと宣給ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
只々塵の世に我が思ふ人の長へに汚れざれ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
只※塵の世に我が思ふ人の長へに汚れざれ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
武田麟太郎の世塵の世界。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
いと美しき禮讓はこの塵の世を捨てたるか。
— ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 『忌々しき「死」の大君は』 青空文庫
折ふしは天頂高くうちあふぎ、かくて貴なる魂のゆくへや求むる、塵の世の濁に染まぬたましひの。
— ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 『泣けよ戀人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は塵の世の煩わしさから逃れるように、山奥へと隠棲した。
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詩人は塵の世の喧騒を離れ、静かに筆を執った。
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塵の世のしがらみに囚われず、自由に生きたいと願った。
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