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端近

はしぢか
形容動詞名詞
1
標準
(interior) corner of a house
文例 · 用例
」と縁へはみ出るくらい端近に坐ると一緒に、其処にあった塵を拾って、ト首を捻って、土間に棄てた、その手をぐいと掴んで、指を揉み、「何時、当地へ。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
この雫に、横頬を打たれて、腕組をして、ぬい、と立つたのは、草鞋を吊つた店の端近に踞んだ山漢の魚売で。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
石崖の上の端近く、一高の学生が一人あぐらをかいて上着を頭からすっぽりかぶって暑い日ざしをよけながら岩波文庫らしいものを読みふけっている。
寺田寅彦 あひると猿 青空文庫
其処は端近先ず先ずこれへとも何とも言わぬ中に母はつかつかと上って長火鉢の向へむずとばかり、「手紙は届いたかね」との一|言で先ず我々の荒肝をひしがれた。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
其処は端近先ず先ずこれへとも何とも言わぬ中に母はつかつかと上って長火鉢の向へむずとばかり、「手紙は届いたかね」との一言で先ず我々の荒肝をひしがれた。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
な、ここは余り端近で、それそれ通りがかりの人目も多い。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 端近な低い欄干、虹が消えそうな立居の危さ、と見ると、清葉が落した色傘を拾っていたお千世が、小脇に取ったまま慌しく駆込んだのは、梯子を一飛びに二階へ介添。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
時に御新姐は日が短い時分の事、縁の端近へ出て、御前の誕生日には夫が着換へて出ようと云ふ、紋服を、又然うでもない、しつけの絲一筋も間違はぬやう、箪笥から出して、目を通して、更めて疊直して居た處。
泉鏡太郎 片しぐれ 青空文庫
作例 · 標準
部屋の端近はしぢか)に置かれた古いタンスは、時代を感じさせる。
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猫は、部屋の端近はしぢか)で丸くなって眠るのが好きだ。
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その家では、客間として使われていた端近はしぢか)の部屋に、特別な調度品が飾られていた。
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