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繰合

繰合
名詞
1
標準
文例 · 用例
もしも、これが、どこかへ演奏会を聴きに行くのだと、来客は断れるし、仕事は繰合せて、そうして定刻前には何度も時計を見るであろう。
寺田寅彦 ラジオ雑感 青空文庫
カフェーを沸かしながら彼女は卓上電話をとると、麹町にある彼女の経営している店に電流を通じて、その日のスケジュールをつくるために店員たちと約束客の時間の繰合わせについて打合せを始めた。
吉行エイスケ 職業婦人気質 青空文庫
」「誰にも皆そういうことになっておるですから、」「へい、ごもっとも様ですが、そこン処をそのお繰合せ下さいまして。
泉鏡花 三枚続 青空文庫
「これは、"COME HERE AT ONCE"(すぐに来い)と云うだけのことだよ、いくら何でもこの招待状では、彼は万障を繰合せても来ると思ったのさ。
コナン・ドイル 暗号舞踏人の謎 青空文庫
必一見、既に今日当番、繰合昨夜相勤置程に相見渇望。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
「七月廿日夕、柏軒先生京師旅寓より、御同人御大病に付、繰合早々上京可致旨、安策より申越候に付、願書差出候処、即刻願之通勝手次第被仰付、翌朝発足、廿六日朝京著之処、去十九日御卒去之由、八月廿一日発喪相成、九月十九日京発、十月三日福山帰著。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
夜になって届いた原稿であるから、余程の繰合せをしてくれたものだということは、僕は後に聞いた。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
繰合せさえつけば」 彼女はさも無雑作な口ぶりで津田に好意を表してくれた。
夏目漱石 明暗 青空文庫