にしてからが
にしてからが
表現助詞
標準
even (e.g. as a child)
文例 · 用例
が、まあこのおしまひの手合なんぞは、云つてることに何の意味もないにしてからがチヨイト頭を捻ること言換れば位置にお構ひなしに移動の万能範囲を拡げることが、いとも優秀なことのやうに思はれることは現時の流行感冒である。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
それに反して、日本の山々は、富士、白山、立山、三|禅定の神社はいうも更なり、日本北アルプスの槍ヶ岳や常念岳の連山にしてからが、石垣を積み、櫓をあげ、層々たる天主閣をそびやかした松本城を前景に加うることなしに、人間味と原始味の併行した美しさを高めることは出来ない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その私たちの登山にしてからが、時間不足のために、絶頂の剣ヶ峰ともいうべき、シャスタ・ピークまでは、達しなかったのだから、一個の予察地形図をスケッチしたぐらいの、軽い気分で読んでいただきたい、何も登山記だからと言って、死に身になってコチコチと緊張しなければならない、というものでもなかろう。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
實に大論に言つてある通り、此のチラ/\チラ/\する心は、恰も風の中の燈の如くで、たとへ聰明な資質を抱いて居る人にしてからが、さういふ心では、何に對つても十二分にうまく仕事は出來ぬ、物を照らして明らかなる能はずである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
知っていてだね、紙入が自分の袂に入っている事を……まあ、仮に攫徒に聞かれるまで気がつかなんだにしてからがだ、いよいよ分った時、面識の有る坂田氏へ返そうとはしないで、ですね、」 河野にも言を分けて、「直接に攫徒に渡してやるもいかがなもんだよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
よしそれが歌の調子そのものを破ると言はれるにしてからが、その在來の調子それ自身が我々の感情にしつくりそぐはなくなつて來たのであれば、何も遠慮をする必要がないのだ。
— 石川啄木 『歌のいろ/\』 青空文庫
その表現にしてからが、無論最上最的確のもので無ければならないのだ。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
その写真にしてからが撮影者の個々によつて、その選択が違ふ。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
作例 · 標準
ああ、小学生にしてからが、そんな難しい本を読んでいるのか!
幻辭AI · gemini-2.5-flash
まったく、新入社員にしてからが、社長に意見するとは大胆だね。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
へえ、彼にしてからが、そんな失敗をするなんて珍しいな。
幻辭AI · gemini-2.5-flash