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押され気味

おされぎみ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
being on the ropes
文例 · 用例
春風駘蕩たるところが無いんで、僕なんか、いつでも南国の芸術家には押され気味だ。
太宰治 津軽 青空文庫
眼にする物象が絶えず跳ね動いているような活気に矢代は人からも押され気味になり、受け答えにも窮する遅鈍なものが、いつの間にか自分になっているのを感じた。
横光利一 旅愁 青空文庫
自らを五月の山の精としも思ふ卯つ木は思はせておけ 毒うつぎともいはれる卯つ木が紅白とりどりに初夏の山に咲き誇る勢ひは大したもので、藤にしろ躑躅にしろ蹴押され気味である。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
さすがの帆村も、その大力に抗しかねて、押され気味となった。
海野十三 蠅男 青空文庫
ご自分に罪はないとお信じになれれば、それでよろしいんぢやございません」と、彼女は、さつきまで、どことなく重みもあり、鋭さもあるその言葉つきと風貌とに押され気味であつたのに、いつか、それにかゝわりなく、かへつて年下のものに対するやうな馴れ馴れしさで物を言つてゐることが自分にもわかりました。
岸田國士 誰でもない……自分でもない 青空文庫
世間に出てからは他に押され気味で、いつとはなしに引込み思案に陥ることが慣いとなった。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
あんパンもあんの部分だけは食わない、ビスケットなどは噛んでやればよろこんで食べる、この二ツのうち、三毛の雌の方が丈夫でトラの方が少し痺弱いようだ、組打をしてもトラの方が押され気味で、いつもねわざに受けて居る。
第一冊 植民地の巻 百姓弥之助の話 青空文庫
押され気味に伝二郎は咽喉が詰ってしまったのである。
怪談抜地獄 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
作例 · 標準
例句