仏徒
ぶっと
名詞
標準
Buddhist
文例 · 用例
そうして、儒家は儒になずみ仏徒は仏にこだわっている間に、門外の俳人たちはこれらのどれにもすがりつかないでしかもあらゆるものを取り込み消化してそのエッセンスを固有日本人の財産にしてしまったように見える。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
普通の信心深い仏徒や居士の終りには、聖衆来迎、紫雲音楽めでたく大往生というのが常である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
凡そ傲逸彼の如きは、乱世にありて一仏徒として終ること能はざるところなり、然るに彼をして遂に剣鎗に杖かずして、経典に倚らしめたるもの、抑いかなる鬼物の神力ならむ。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
予は清姫の話は何か拠るべき事実があったので、他の話に拠って建立された丸切の作り物と思わぬが、もし仏徒が基づく所あって多少附会した所もあろうといえば、その基づく所は釈尊の従弟で、天眼第一たりし阿那律尊者の伝だろう。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
とにかく昔の仏徒が弥勒の出世を竢つ事、古いキリスト教徒がミルレニウムを竢ったごとく、したがって、中国や朝鮮で弥勒と僭号して乱を作した者もありと記憶し、本邦でも弥勒十年辰の年など万歳が唱え祝い、余幼時「大和国がら女の呼いおとこ弥勒の世じゃわいな」てふ俚謡を聞いた。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
とにかく仏徒は鬱単越洲を羨み、殊に耕さずに生ずる自然粳米ありと聞いて、それが手に入ったらこんな辛労はせずに済むと百姓どもが吐息ついたので、今も凶年に竹の実をジネンコと称えて採り食らうは自然粳の義で、余り旨い物でないそうだからこの世界ではとかく辛労せねば碌な物が口に入らぬと知れる。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
4 さきに出した『今昔物語』の瓢箪から麦米を出した譚は、もと仏徒が『最勝王経』と『法華経』の効力を争うたから起ったものだ。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
義太郎 (外道が近寄るのを恐れる仏徒のように)嫌やあ。
— 菊池寛 『屋上の狂人』 青空文庫
作例 · 標準
東南アジアのその地域には古くから多くの仏徒が住んでおり、街のあちこちに金箔で装飾された立派な寺院が建ち並んでいる。
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私たちは同じ仏徒として、宗派は違えども、生きとし生けるものへの慈悲の心を常に忘れてはならないと教えられた。
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四国を旅行中、白い装束に身を包み、険しい山道を歩いて札所を巡礼する熱心な仏徒の集団と何度もすれ違った。
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