民族上
みんぞくじょう
名詞-の形容詞
標準
ethnic
文例 · 用例
これらの時代になっては、彼らの仲間には既に各種の落伍者が流れ合って、もはや民族上一般民衆とそう区別のないものとなっていたであろうが、本来のクグツは或いは久延毘古などと同じく、取り残された蝦夷族の遺蘗であったのかもしれぬ。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
しかもその中について自分が特に民族上興味を感じたのは、その長者の元祖が職業もあろうにわざわざ炭焼であったという事である。
— 系図の仮托と民族の改良 『炭焼長者譚』 青空文庫
六 結語 炭焼長者の出世物語は世にありふれた俗伝として、ハハアここにもあるのかと軽く笑ってすます程度のものではあるが、これを民族上より観察すれば、我が国において、天津神の系統と国津神の系統とが、渾然融和して区別なきに至った道筋を示すものとして、尊重せねばならぬものではあるまいか。
— 系図の仮托と民族の改良 『炭焼長者譚』 青空文庫
民族上の問題は後に申し述べますが、穢多必ずしも帰化人の後ではありません。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
つまり境遇上の問題で、民族上の問題ではありません。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
したがって我が日本では、民族上から貴賤の区別を立てて、これを甚だしく疎外するということは、少くとも昔はありませんでした。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
つまり彼らは新たに加わる普通民の落伍者に均霑して、普通民と民族上区別のあるものでなく、ただ境遇上の相違から一時この仲間に落ちたものだと認められていたからである。
— 喜田貞吉 『エタと非人と普通人』 青空文庫
本編の目的は、所謂「エタ」が我が日本民族上、いかなる地位にあるものなるかを明らかにせんとするのにある。
— 喜田貞吉 『エタ源流考』 青空文庫
作例 · 標準
この二つの部族は、言語や習慣が似ているが、民族上は全く異なる系統に属している。
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民族上の対立が表面化し、以前は活気にあふれていた市場もすっかり静まり返ってしまった。
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統計データによれば、この都市の人口構成は民族上の多様性が非常に高いことがわかる。
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