詐謀
詐謀
名詞
標準
文例 · 用例
○兵は本詐謀を尚ばず。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
七 事大小と無く、正道を蹈み至誠を推し、一事の詐謀を用ふ可からず。
— 西郷隆盛 『遺訓』 青空文庫
乱世の武人の表裏と詐謀のむずかしさ、また人間的な苦しさ……。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
――何ぞや、権力、詐謀、威嚇、さようなものでこれを阻め、その不滅の大御文章を、人類のうちから抹殺することなどできようか。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
かれが詐謀たること明瞭だ。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
「いや待て、愈※、いぶかしいぞ」 越吉元帥は、それを制したが、雅丹宰相はあざ笑って、「たとえ彼に多少の詐謀があろうと、この軍勢をもって、この勝利の図にのせて追えば、何ほどのことやあろう。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
また、個人間のあいだにも、殺伐な風や、詐謀や、油断も隙もならない道義の頽廃があった時代では、その各※も、何よりは武技を身に備えておくことが、役だつに違いない。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
又、個人のあひだにも、殺伐な風や、詐謀や、油斷も隙もならない道義の頽廢があつた時代では、その各々も、何よりも武技を身に備へておくことが、力だつたに違ひない。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫