擅権
せんけん
名詞
標準
文例 · 用例
藤氏擅権の極において、後三条院のお心に院政の基をなす自覚がめばえた。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
蘇我家の擅権と陰謀は、度かさなる流血の惨事をもたらしたのであったが、摂政の位につかれて後は、しばらくはこの争いもおさまったようにみえる。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
上宮王家滅びて三十余年にして壬申の乱起り、漸く平定した後の奈良朝時代には、蘇我に代って藤原一族の擅権がはじまっている。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
彼らの擅権が漸くあらわになったのは天平に入ってからであるが、その種子は既に根づよくこの時代に胚胎していたのであった。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫