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山霧

やまぎり
名詞
1
標準
mountain fog
文例 · 用例
それに場所も平地であるから、雲霧とか山霧とかいふ温泉特有の情趣がなく、すべて感じが乾燥して居る。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
山霧深うして記号標の芒の中に淋しげなる、霜夜の頃やいかに淋しからん。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
山霧の冷いのが――すぐ外は崖の森だし――窓から、隙間から、立て籠むと見えて、薄い靄のようなものが、敷居に立って、それに木目がありそうに見える。
泉鏡花 古狢 青空文庫
けれども、地図によれば此処らは未だ越中の領分で、足腰の疼痛に泣く旅人も無し、山霧に酔う女もあるまいが、更に進んで雲を凌ぐ庵峠を越え、川を抱いたる片掛村を過ぎて、越中飛騨の国境という加賀澤に着くと、天地の形が愈よ変って来て、「これが飛騨へ入る第一の関門だな。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
二人が旧の入口に出た頃には、山峡の日は早く暮れて、暗い山霧が海のように拡がって来た。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
例に依て濛々たる山霧が潮の如くに湧いて来た。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
窟の奥から窃と抜け出して、先ず表の有様を偸み視ると、夜は既う更けたらしい、山霧は雨となって細かに降っている。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
つい眼のさきに湧きあがる薄い山霧をながめながら、わたしはS君と午後の茶をすすっていた。
岡本綺堂 河鹿 青空文庫
作例 · 標準
朝早く山道を登っていると、深い山霧に包まれた。
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山霧が晴れると、眼下に美しい景色が広がった。
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山霧が立ち込める中、運転は視界が悪く非常に危険だった。
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