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断滅

だんめつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
それと同時に、恰もそれに伴奏するかのやうにガルタンの祈りの声は、断滅しながら黒まつて長く続いた葡萄園の上から流れて来た。
横光利一 碑文 青空文庫
―― しかし、彼の断滅する感傷が、次第に泥溝の岸辺に従って凋んで来ると、忽ち、朝からまだひとむしりのパンも食べていない空腹が、お杉に代って襲って来た。
横光利一 上海 青空文庫
輪廻を断滅脱離せよ!
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
人の心の悪の根が断滅した。
倉田百三 出家とその弟子 青空文庫
もし気散じて、たちまち無ならば、すなわち断滅してまさに鬼神なかるべし。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
似て非なる漢文の著述は時代と共に全く断滅してしまつた如く、吾々の時代の「新しき文章」も果して幾何の生命を有するものであらう。
永井荷風 虫干 青空文庫
何故なれば、先生がこれを知ったなら、先生と私との今までの関係は必断滅するだろうと思ったからです。
永井荷風 つゆのあとさき 青空文庫
」 薗八節は他派の浄瑠璃とは異り稽古するものの少いため今の中どうにかして置かなければ早晩断滅しはせぬかと危ぶまれているものである。
永井荷風 雨瀟瀟 青空文庫