来衆
らいしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
叔父上も、いい御家来衆ばかりあつて仕合せだ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
」「いえ、道中筋で盛の可いのは、御家来衆に限りますとさ、殿様は軽くたんと換えて召食りまし。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
(何だね、それは、)(家来衆とも見えませんが、お嬢様、お嬢様といっています。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
片傍に、家来衆、めしつかわれるものの住むらしい小造りな別棟、格子づくりの家があって、出窓に、小瓶に、山吹の花の挿したのが覗かれる。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
(這い起きてきっと視る)僧 上様ばかりか、御家来衆も大方は斬り死……。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
「世間では何というているか知りませぬが、殿様はお心の直なお方、おなさけ深いお方、御家来衆や召仕にも眼をかけてお使いくださる。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
おしお おまえは那須の御家来衆……。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
「これには若殿御不同意とか申すことで、御家来衆も板挾み、どちらの御下知に従うてよいやら案じ迷うて居るとか聞きましたが、所詮は大殿のお指図次第かと察しられまする。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫