幻辞.com

衣紋

えもん
名詞
1
標準
dress
文例 · 用例
道志山脈、関東山脈の山々の衣紋は、隆として折目を正した。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
なお「いき」なものとしては抜き衣紋が江戸時代から屋敷方以外で一般に流行した。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
そうして首筋の濃粧は主として抜き衣紋の媚態を強調するためであった。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
この抜き衣紋が「いき」の表現となる理由は、衣紋の平衡を軽く崩し、異性に対して肌への通路をほのかに暗示する点に存している。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
また、西洋のデコルテのように、肩から胸部と背部との一帯を露出する野暮に陥らないところは、抜き衣紋の「いき」としての味があるのである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
) 婦人はいつかもう米を精げ果てて、衣紋の乱れた、乳の端もほの見ゆる、膨らかな胸を反して立った、鼻高く口を結んで目を恍惚と上を向いて頂を仰いだが、月はなお半腹のその累々たる巌を照すばかり。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
婦人は衣紋を抱き合せ、乳の下でおさえながら静に土間を出て馬の傍へつつと寄った。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
」 とひねこびれた声を出し、頤をしゃくって衣紋を造る。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
作例 · 標準
着付けの際、美しい衣紋の抜き加減が着姿を上品に見せる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「はい、もう少し衣紋を抜いてください」と着付けの先生が指導した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女は衣紋の整え方一つで、着物の印象が大きく変わると語った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite