玖
玖
名詞
標準
文例 · 用例
寛政年間に出版せられた京の名医橘南谿の東遊記には、「天地ひらけしよりこのかた今の時ほど太平なる事はあらじ、西は鬼界屋玖の嶋より東は奥州の外ヶ浜まで号令の行届かざるもなし。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
往古は屋玖の島は屋玖国とて異国のやうに聞え、奥州も半ば蝦夷人の領地なりしにや、猶近き頃まで夷人の住所なりしと見えて南部、津軽辺の地名には変名多し。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
それは名高い関白|兼実の後の九条|植通、玖山公といわれた人である。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
同月二十六日に長女|純が幕臣|馬場玄玖に嫁した。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
抽斎の子にして父に先って死んだものは、尾島氏の出長男|恒善、比良野氏の出馬場|玄玖妻長女|純、岡西氏の出二女|好、三男八三郎、山内氏の出三女山内|棠、四男幻香、五女|癸巳、七女|幸の三子五女である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
本生田氏、周防国|玖珂郡通津浦の人である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
この人は別に檗山に関係あるものにあらねど、氏の祖父は周防国|玖珂郡通津浦の人にして、岩国に於て独立に就いて痘科の秘訣を伝へて家学とし、氏に至りて幕府の医官たり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
周防国|玖珂郡通津村に住んでゐた池田杏仙正明に三男一女があつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
玖(きゅう/く) 九の大字 キューバ(玖馬)の略称 旧広島県安佐郡高陽町の大字名(現在の広島市安佐北区落合)
出典: 玖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0