のたのた
のたのた
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
idling away time
文例 · 用例
長さ十間、ざらざらの鼠いろの皮の雷竜が短い太い足をちゞめ厭らしい長い頸をのたのたさせ小さな赤い眼を光らせチュウチュウ水を呑んでゐる。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
長さ十間、ざらざらの鼠いろの皮の雷竜が短い太い足をちぢめ厭らしい長い頸をのたのたさせ小さな赤い眼を光らせチュウチュウ水を呑んでいる。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
それで、蛇はひがんで、のたのた這い廻るし、蛙はがあがあ騒ぐのだし、蜂はぶんぶん腹立ちまぎれに螫しに来るし、狼や獅子は、鋭い牙を研ぎ出したのだよ。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
のたのた歩き、段々広くもない町の右側に擦りよって行く。
— 宮本百合子 『長崎の印象』 青空文庫
云いつけ、誰かが引廻しさえすれば、彼女はその後にくっついて、のたのた外鰐の足どりで何でもした、泥仕事でも、台処でも、苦情などは些も感じないらしい。
— 宮本百合子 『小村淡彩』 青空文庫
大船は赤帽一人、而もその赤帽は、客が手招きしても物ぐさに見ない振でのたのたして居るという呑気な駅、俥やも亦、お喋りで滑稽、明月谷は大船から小一里単調な田舎道、円覚寺から先がやっと鎌倉らしい。
— 一九二五年(大正十四年) 『日記』 青空文庫
」 といいながら、ボーイにコートをわたし、のたのたと芳夫のそばへ行った。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
うたの意味はよく判らなかつたが、五枚折の小册子の文句によると、老いたうはばみは山の中をのたのた歩いてゐるうち、この小さい何處の娘ともわからぬうはばみの子供を拾つて、山の中で充分に馴らしてうたをうたふことを教へたのである。
— 室生犀星 『末野女』 青空文庫
作例 · 標準
彼は休日を自宅でのたのた過ごし、特に何もせず一日を終えた。
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退職後の生活は、時間に縛られず、のたのた気ままに過ごしている。
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せっかくの旅行なのに、彼は宿でのたのたしてばかりで、どこにも行きたがらない。
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標準
slowly (moving)
作例 · 標準
大きな亀が、のたのたとした足取りで砂浜を進んでいく。
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重い荷物を背負い、彼は坂道をのたのた登っていった。
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古い機関車が、煙を吐きながらのたのた駅に滑り込んできた。
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