発著
はつちょ
名詞
標準
文例 · 用例
横川は業平橋報恩寺橋長崎橋の下を経、総武鉄道汽車の発著所たる本所停車場の傍を過ぎ、北辻橋南にてかの隅田川と中川との連絡するところの竪川に会し、南辻橋菊川橋猿江橋の下を過ぎて小名木川に会し、扇橋その他の下を過ぎて十間川に会し、なほ南して木場に至る。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
発著の間二十日を費す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
公私略は但発著を記して、途次の事を載せない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」此旅行は公私略に只発著を記するのみである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
山陽線と四国鉄道とをつなぐ連絡船は即ちその桟橋から発著するのである。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
鉄砲洲は江戸時代には諸国の廻船の発著する湊である。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
唯當時發著の港灣の明かに知り難いことのみが遺憾といふべきだ。
— 原勝郎 『日本史上の奧州』 青空文庫