北支
ほくし
名詞
標準
North China
文例 · 用例
」「長女の婿は三、四年前に北支で戦死、家族はいま小坂の家に住んでいる筈だ。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
この人は、いま北支に居ります。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫
北支の原野に乗り出したものの、相対する敵、歩を突いて来んもんじゃから、マが持てんそこで連日演習である、専ら童心にかえッて戦争ごッこをやッている王手飛車があろうと桂馬のフンドシがあろうと端歩は動かんモノである。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
○○の敵中上陸から北支派遣が上海派遣と早変りです。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
北支宣撫班のはなしを考えていたけれど、脚本の書ける自信が無くなって終った。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
三ヶ|月ほどの南北支那の旅を終つて、明日はいよいよ懷しい故國への船路に就かうといふ前の晩、それは乳色の夜靄が町の燈灯をほのぼのとさせるばかりに立ち罩めた如何にも異郷の秋らしい晩だつたが、僕は消息通の一|友と連れ立つて上海の町をさまよひ歩いた。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
日清戦争に際して、背後の労働者階級と貧農がどんな風であったかは、この「愛弟通信」から求められ得ないが、国際的な関係の現れとしての北支那海に於ける英仏独露の軍艦の浮游が報じられてある。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
のみならず、日本は北支那より退却し、退嬰自屈の政策の下に、国運の日に淪落に傾くことを如何ともなし能わざるに至るであろう。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
第二次世界大戦中、日本軍は北支を占領していた。
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彼の祖父は、若い頃に北支で鉄道建設に携わっていたらしい。
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当時の外交文書には、北支情勢に関する記述が多く見られる。
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