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蘿洞

蘿洞
名詞
1
標準
文例 · 用例
独身者の蘿洞先生は、書生や下女を相手にして草花いじりをやるのだろうか。
谷崎潤一郎 蘿洞先生 青空文庫
―――と、記者は記者なりに分別をきめて、もう三本目の敷島を吹かしながら、庭の様子を一と通り窺った後、又ジロジロと部屋の中を見廻し始めた時である、みしり、みしりと、老人のような重い足音が廊下に響いて、次には「えへん」と云う咳拂いがして、漸く蘿洞先生が這入って来たのは。
谷崎潤一郎 蘿洞先生 青空文庫
相手が片々たる雑誌記者だと侮ったのかも知れないが、何にしてもこの物臭い風つきは小ざっぱりした部屋の空気に調和しないばかりでなく、蘿洞先生の威厳を損ずる。
谷崎潤一郎 蘿洞先生 青空文庫
ところで蘿洞先生はさっきの上ッ張りを腰のあたり迄まくり上げて、そこから下にフランネルの寝間着を露わし、デスクの上へ腹ん這いになっている。
谷崎潤一郎 蘿洞先生 青空文庫