身を置く
みをおく
表現動詞-五段-カ行
標準
to put oneself in (situation, environment, etc.)
文例 · 用例
間の襖を締切って、そこにあった小さな机の上に洋燈を置き、同じくそこにあった小坐蒲団の上に身を置くと、初めて安堵して我に返ったような気がした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
それで今彼が、一身を置くべき場所をだに与へられず、一指を動すべき活動をだに許されないと云ふことが、決して正当なる権力の用方ではないと思ふのであつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
それはこの上|墜ちようもない世の底に身を置く泰らかさと現実離れのした高貴性に魂を提げられる思いとが一つに中和していた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
が、小十郎は恩を謝するだけで固辞して、飽迄伊達家の臣として身を置くを甘んじた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
氏郷がここで名生の城に取掛けて手間取って居れば、四年前の小山田筑前と同じ事になって、それよりも猶甚だしい不利の場合に身を置くことになるのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
釜貞は他の不幸に際会して目的の無心も云へず、といふて明日の命を繋ぐ糧さへ無い我家を想ふと矢も楯もあらず、男を枉げ心を殺して幾許かの金を才覚して、大阪の家へ細※と認めた手紙に添へて送つてやり、自分は他の職を見つけるべく尚京都の縁者の許に身を置くのであつた。
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
間の襖を締切つて、そこに在つた小さな机の上に洋燈を置き、同じくそこに在つた小坐蒲団の上に身を置くと、初めて安堵して我に返つたやうな気がした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
またその傍に、なにとも知れぬ匂して、詮すべもなく降りゆく、さあれ楽しくおもしろきやぶれかかりし風船の籠に身を置く心あり。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若い頃、様々な国に身を置き、多様な文化に触れた。
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危険な状況に身を置くことでしか得られない経験もある。
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彼女は常に最前線に身を置き、新しい技術の開発をリードしている。
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