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名詞
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標準
文例 · 用例
だが彼等は、それが發明された後になつては、物臭ささうに退屈して居り、次のまた別の發明にかかるまで、仕事を擲してゐるのである。
萩原朔太郎 室生犀星君の人物について 青空文庫
それを拾つて、役立てようと僕は思つたわけでもないが   月に向つてそれはれず   浪に向つてそれはれず僕はそれを、袂に入れた。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
隅に墨だらけになつた小さな机が置いてある他には、小学の教科書とボロボロの学校鞄とが机の下にり込まれてゐるだけだつた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
」 父はるやうに言つて手を裏へ廻して体を斜仰向けにした。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
たつたそれつぽつちのものが無暗に異様に思ひ出されて、その後それはどうなつたか、今でも物置小屋の隅でも探せばり込んであるのではないか、さしあたり今度帰省した時には、母にでも訊いてみようと、突嗟には思つたりする、――が、なに、それほど殊勝でもなんでもない。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
大抵目ぼしい、小作人組合の主だった、(ならず者ども)は、残らず町の刑務所へり込まれてしまった。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
けれども、監獄にり込んである首謀者共が、深夜そうっと抜け出して来て、ブン殴っておいて、またこっそりと監房へ帰って、狸寝入りをしている、と云う考えは穿ちすぎていた。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
出鱈目にロープなんぞり出しやがって」 彼は叱言を独りで云いながら、ロープの上へ乗っかった。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫