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胸ぐら

むなぐら
名詞
1
標準
collar
文例 · 用例
金額と帳尻とが合っていないと、胸ぐらを掴まれ、ゆすぶられ、油を搾られた。
黒島傳治 青空文庫
供の義助は徒歩で、四郎兵衛とお杉が駕籠に乗ろうとする時、隣りの店の女はつかつかと寄って来て、今や駕籠に半身入れかかった四郎兵衛の胸ぐらをとった。
岡本綺堂 恨みの蠑螺 青空文庫
私は内心やや此の結果に驚きながらも、まだ心を許す余裕はなく、夢中で目をつぶったまま相手の胸ぐらを小突きまわしていた。
中島敦 虎狩 青空文庫
仁王門の柱に、大草鞋が――中には立った大人の胸ぐらいなのがある――重って、稲束の木乃伊のように掛っている事は、渠が小児の時に見知ったのも、今もかわりはない。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
これだけの家台骨を張っていて、一貫と二百ばかりの銭がねえとは云わせねえぞ」 馬子は辰蔵の胸ぐらを引っ掴んで小突きまわすと、辰蔵も半纒をぬいで起ち上がった。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
」と云ふがいなや彼の胸ぐらへ飛びついた。
牧野信一 眠い一日 青空文庫
そんなチャネルきいてるヒマなんか、ありませんよ」 高志の胸ぐらをつかもうと、慶一がいきおいよく立ちあがり、イスがひっくりかえり、ビンがピザにむかって倒れこみ、タバスコが落ち、フォークが飛び、なにがなんだかわからない大混乱のなかで、四人は中学生のように罵声をあげ、そして、笑いころげた。
第3章 フルサークル、1991年 45回転の夏 青空文庫
わたくしはもう苛々して来て、じいやの胸ぐらを捉らないばかりにして、無理無体に根ほり葉掘りの詮議をしますと、じいやもしまいには根負けがしたらしく、とうとうこれだけのことを白状しました。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
作例 · 標準
激昂した男は、逃げようとする相手の胸ぐらを掴んで力任せに壁へ押しつけた。
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彼は震える手で私の胸ぐらを引き寄せ、「二度と俺の前に現れるな」と唸った。
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胸ぐらを掴み合うほどの激しい口論になり、周囲は慌てて二人を引き離した。
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