贅言
ぜいげん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
verbosity
文例 · 用例
私は今ルクレチウスを紹介せんとするに当たってまずこの点に誤解のないように、わざわざ贅言を費やす必要を感じる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
科学上ではなんらかの画紀元的の進展を与えた新しい観念や学説がほとんど皆すぐれた頭脳の直観に基づくものであるという事は今さらに贅言を要しない事であるにかかわらず、昔も今も通有な一種の偏狭なアカデミックの学風は、無差別的に直観そのものを軽んじあるいは避忌するような傾向を生じている。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
旅行の面白味に伴ふ利益は贅言を竢たぬ所で、實行して見ればすぐに了解される。
— 長塚節 『旅行に就いて』 青空文庫
「僕が貰って往っても好いのですよ、遅いし、雨も降ってますから」「なに、よろしゅうございます、すぐお届けいたします」 女房は余計な口さえ出さなければ、書生さんに持って往ってもらうのに、と、夫の贅言が小面憎かった。
— 田中貢太郎 『黄燈』 青空文庫
他は南蛮渡来の妖しき種ガ島――茲に緩急、二様の飛び道具同士が、はしなくも命を的に優劣雌雄を決することに立到りましたが、勿論、これは贅言を費す迄もなく、その武器の優劣と言う点から言えば、手裏剣よりも短銃に七分の利がある筈でした。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
絵画、漆器に関しては彼らの尽くした莫大の貢献についていうのはほとんど贅言と思われる。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
この藝術の發達した唐時代に、或は丹青を以て、或は鑄金を以て、供奉博士に推された人々の、技能の拔群なるべきは贅言を要せぬ。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
それに、ルチアノやフローが乗っているかどうかは知らないが……とにかく、この二探検船の前途になに事かが起るということは、もうここで贅言を費やすまでもないだろう。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話はいつも長くて、贅言が多い。
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本質を突くためには、贅言を省くことが重要だ。
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冗長な表現や贅言は、読者の理解を妨げる。
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